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琴風関あるいは尾車親方
昔々

現在の尾車親方がまだ「琴風」という関取だった頃、
その琴風関は、膝に大きなケガをされた(大関から幕下に陥落するような)…
カンバックして しばらくして
白い稽古まわしでインタビューに答える琴風関を
僕はテレビで観たんです。

申し訳ないんだけれど 話しの内容はほとんど忘れてしまったんだけれど
とにかく憶えているのは
話をしている間も、ずっと 絶え間なく 膝を動かしていること。

ああ、リハビリっていうのは、こういうもんなんだと
僕は、そのとき勝手にそう思い込んでしまった…

だから、僕はずっと右手で何かをさすって感触を確かめ
踵を浮かす練習を
絶え間なく、ずっとやってても平気…

リハビリっていうのはそういうもんだと思ってしまっているから。

自主トレも当たり前。
何の辛いこともない(もちろん、思うように動かないのは辛いんですが)…
時間があれば、箸で豆を摘み
DVDに録画したTV番組を 右手に鉛筆を持って インデックスに書き込んで
積極的に急な坂道を登る…

明確な「6ヶ月の壁」がなかったのが
そういうことの積み重ねだとしたら
つまりは尾車親方のおかげだなーと思います。

大関から幕下まで陥落して
元大関なんだから、雑用までやる必要はないといわれながら
十両に復帰するまで雑用を粉し
治療費を捻出するために
大好きだった切手のコレクションを手放し
それでも臥薪嘗胆、大関に返り咲かれた尾車親方…

そういう面でも
親方に教えられたことは多かったなー。

ホントに とっても感謝しています。
ありがとうございました。

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by at-masaqui | 2011-09-05 14:16 | りはびり
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