鶴瓶師匠と
まるでプライベートと変わらぬような気楽さで フリー・トークされている そんな たけし(北野武)さんの語り口に 澱みはほとんど感じられません。 でも、何かを力説されようと 少しでも力まれると とたんに呂律が回らなくなり 明らかに滑舌が悪くなります。 (場合によっては、おっしゃられていることが 聞き取れなくなることもあります) もともと、そんなに滑舌がよかった方だという記憶はないのですが たぶん、あの事故の後遺症があるのかなと思います。 僕も ちょっとでも力説しようとすると とたんに呂律が回らなくなります。 奥さんと話しているときはなんでもないのですが (例えば)初めて会った人に 自分の職業を説明しようとすると (僕の場合、あんまり馴染みのない職種に就いているので) 舌が引っかかり始めます。 業務上のプレゼンテーションでも 慣れてるメンバーに、それをするときは何でもないんで 話さなきゃならない内容の「易しい/難しい」の問題ではなく むしろ緊張感が そうさせているように思います。 「判ってもらわなきゃならない/でも判ってもらえないかもしれない」 これで、呂律が回らなくなるのだと思います。 もちろん、たけしさんは脳卒中のキャリアではないわけですが あの事故の時、やっぱり「脳」に 同じようなダメージを受けられたのではないでしょうか。 少なくとも、僕にはそのように思えるのです。 しかも、たけしさんは しゃべって、ウケなきゃならないお仕事。 「ウケなきゃならない/でもウケないかもしれない」 けっこう、タフに頑張っていらっしゃるのかもしれません。 そんなわけで、テレビでお見かけする度に ご迷惑かもしれないし (同情されたり、労られたりすると、なぜか腹立つのもわかりますしね) 誠に勝手な話しなんですが 「頑張れー」と応援させていただいています。
by at-masaqui
| 2012-01-06 20:03
| この病気
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