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汎用化以前
NHK総合の「プロフェッショナル 仕事の流儀」
きのう(2013年5月13日)の放送では
「希望のリハビリ、ともに闘い抜く」という題名でリハビリ医・酒向正春さんがとりあげられていました。

自分もそうだったんでしょうが、車椅子に乗る患者さんたちが
みな首をうなだれていて、
入院中の病院の雰囲気をリアルに思い出しました。

それにしても、あんなに重度でも、あんなに回復するのかと
自分の経験や入院中に目撃したことなどを総合して、ちょっと驚きながら番組を観ていました。

攻めのリハビリは僕が入院していた病院にも共通で
僕も担ぎ込まれた次の日からリハビリを開始しましたが
異なっていたのは、お医者さんを中心に、
患者さんごとに(各分野の)専門家チームが結成され、情報が共有されていたことでした。
僕などは、理学療法士さんによる直立歩行のリハビリが始まる前に
初めて、二本の脚で立って移動させられたのは風呂場でした。

…とにかく、怖かった。

そういえば、番組に登場の理学療法士さん、作業療法士さんは
麻痺になりたての患者が
何をするんでも「怖い」ということを
よく理解されているご様子でした。

ありがたいことです。

たぶん、脳卒中のリハビリって、まだ卵の状態なんでしょう。
確立されたノウハウがあるようでない…
だから、医師によって、病院によって対応がぜんぜん違う。

そして、回復不可能と思われていた患者さんも
医師によって、病院によって
言葉や運動能力を取り戻すことができることもある…

でも、広範に汎用されるノウハウになっていないということは
不可能を可能にで来る人の人数は
自分で構想し、実例をつくっていくことがでくる
ごく少数の人に限られているということでしょう。

ただし、そろそろ汎用可能な段階に達しているのかもしれません。
酒向正春医師のもと
成功事例が連発しているんなら
きっとそういうことなんだろうとも思います。
by at-masaqui | 2013-05-14 02:59 | looking at
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