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身体のリハビリと同じ
妹から、うちのオフクロがデジカメに苦戦していると聞き、ちょっと意外な気がしました。
昔から、そういうことに小器用で、たいていのものは修理してしまうほどで、
新しいメカに対応できないのは、むしろこちらの方だったりしたくらいです。

でも、今のオフクロは、何度、説明してもスイッチの場所すら判らないという状況らしいのです。

まぁ、歳も歳ですし、慣れぬデジタル機材に臆してしまっているだけなのかもしれませんが
気になるのは、うちのオフクロも脳梗塞のキャリアだということです。

僕も、退院直後、DVDレコーダーのリモコンの操作法が
さっぱり判らなくなってしまったということがありました。
それがリモコンだということは判るのですが、どう使っていいものかが判らない…
ボタンに書いてある数字も記号も読めるのに、何をどうしたらいいのかが判らない。
今、考えても不思議なのですが、実際にそうだったのです。

脳梗塞&脳出血のキャリアだったオヤジも
それが時計だということは判るんだが
その時計が何時何分を指しているのかは判らなかったという
経験をしたと言っていました。

オフクロの発症は、もう10年以上も前のことですが
使用頻度が少ないと退院直後の状態が温存されてしまうことがあります。
そのあたりは身体の方のリハビリといっしょで
放置してしまうと、そのまま症状が固まってしまうのです。

僕自身、たまたまDVDレコーダーのリモコンを使う場面が
たまたま退院直後に巡ってきたからよかったんですが
デジタル距離計を使うシチュエーションが1年以上もたってから巡ってきて
こちらの方は、かなり苦労したという経験をしました。

今、オフクロは元気にミシンを踏んで洋裁なんかをやっていますが
だからといって全部が全部、健常に戻ったというわけではなく
気づかぬだけで「できないこと」が内包されている可能性もあるわけです。

そういうわけで
今は、どうやって傷つけずに、その辺りを確認してやろうかなと
思案しているところです。
by at-masaqui | 2013-06-03 00:48 | 心と感覚
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