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仕事と
それにしてもストレスと仲良く暮らしていくのはたいへんです。
「軽減」を考えれば収入減に直結する感じで
やっぱり家族の理解が不可欠ですし
普段から、よく話し合えているかどうかがカギになります。

そんなことを考えていたら
1986年4月のことを思い出しました。
僕は、当時、ベルリン在住のドイツ人の日本語家庭教師をしていました。

彼女はすでに日本語には堪能で
日本文化についての勉強を続けていた人で
定期的に来日していた人です。
1986年は3月に長期休暇が取れて来日し
その後、4月に入って彼女のご主人も来日し、さらにはお兄さんたちご夫婦と
お母さんも来日して
なんだか家族全員揃っちゃったねといって1週間ぐらいが経過したところに
あのチェルノブイリ原発事故が起こったのです。

当時は、インターネットなど、かげもかたちもなく
ワープロ専用機の全盛時代でした。
つまり、日本にいて手に入る情報のほとんどは日本語のもので
彼女はまだしも
彼女の家族はチンプンカンプン。
僕はサポートを要請されて
しばらく彼女たちの滞在先に通い詰めになりました。

そのなかで、僕は何気なく

「ご主人の仕事は大丈夫なのですか?」と尋ねたのです。

そうしたら、彼女は少し眼をきつくして

「仕事と命のどちらが大切ですか」といったのです。

僕はショックを受けました。

今、僕は脳出血のキャリアです。
確かに再発率は高い病気ですが
その確率も震災のようなもので、
くるとも、こないともいえるような状態です。
ストレスも再発の大きな要因かもしれませんが
そういう負荷がかかっても
大丈夫な人は大丈夫です。

それでも、収入減につながるような「軽減」をするのかどうか…

まさか30年以上たって
あの頃のことを思い出し
真剣に考えてみるようになるとは思いませんでしたが

1986年のことを思い出すのです。

仕事と命のどちらが大切ですか…

その後間もなく、彼女たちはベルリンを離れ
南ドイツの片田舎に引っ越していきました。
by at-masaqui | 2013-06-06 03:58 | 健康維持
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